2021年5月19日(水)

木島櫻谷 究めて魅せた「おうこくさん」

「おうこくさん」をはじめとした、衣笠村の近代京都画壇が勢揃い

木島櫻谷(1877-1938)は、明治10年(1877)に京都三条室町の商家に生まれた近代の京都画壇を代表する巨匠です。精緻な花鳥画で当時の京都きっての人気作家であった今尾景年(1845−1924)に16歳から師事し、師風を受け継ぎながらもその枠内に留まらず、動物画、人物画や歴史画までも究めてみせました。
明治40年(1907)に始まった文部省美術展覧会(文展)では6年連続で上位入賞を果たしており、37歳の時には、京都市の北西に位置する衣笠へと移住、晩年は趣味の漢詩に心を寄せつつ制作に励みました。

第1会場の福田美術館では、文展の出品作《駅路之春》(福田美術館)や《和楽》(京都市美術館)、約110年ぶりの公開となる《細雨・落葉》(個人蔵)など大型の屏風作品を含む約60点を展示。櫻谷を一躍有名にした動物画をはじめ、人物、山水など多岐にわたる作品を通じ、画家としての足跡をたどります。

また第2会場の嵯峨嵐山文華館では「おうこくさん」の人となりが偲ばれる作品や遺品を展示。うち約25点が初公開となります。また、櫻谷に続いて衣笠を拠点に活躍した菊池芳文、菊池契月、堂本印象、福田平八郎らの作品もご紹介します。

近年再評価が進み、改めて人気を博しつつある木島櫻谷。福田美術館・嵯峨嵐山文華館が共同で開催する本展は、旧居や遺品などを管理している公益財団法人櫻谷文庫の全面協力を得て、櫻谷の画業を通覧できるかつてない規模の展覧会です。櫻谷が生涯をかけて究めた魅力的な作品たちが2021年秋、衣笠にほど近いここ嵐山で一堂に会します。

展覧会概要

タイトル 木島櫻谷 究めて魅せた「おうこくさん」
会期 2021年10月23日(土)~  2022年1月10日(月・祝)
開館時間 10:00〜17:00(最終入館 16:30)
休館日 火曜(祝日の場合は翌平日)
入館料

一般・大学生:1,300(1,200)円
高校生:700(600)円
小中学生:400(300)円
障がい者と介添人1名まで:700(600)円

嵯峨嵐山文華館両館共通券
一般・大学生:2,000円
高校生:1,000円
小中学生: 550円
障がい者と介添人1名まで:1,000円

※( )内は20名以上の団体 料金
※幼児無料