美人のすべてリターンズ
2020年に開催いたしました「美人のすべて」は、ご好評いただいたにもかかわらず新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、やむなく会期途中で閉幕となりました。そこで2021年4月、新たな作品を加えて再構成した企画展「美人のすべて リターンズ」を開催し、上村松園をはじめとする福田コレクションの美人画のすべてをご覧いただける機会を設けます。
美人画とは容姿や装い、あるいは感情の動きや内面から醸し出される美しさなど、さまざまな観点から女性の魅力を描いた絵画のことです。明治時代以降、日本画の重要なジャンルのひとつとなり、今なお多くの人々を魅了してやみません。
京都を代表する日本画家・上村松園(1875-1949)は、女性が画家として生きることが困難だった時代に独自の美人画で道を切り開き、その功績により、女性として初の文化勲章を受章しました。本展では前回初公開で話題となった「雪女」を含む、理想的な女性美を追究し続けた松園の所蔵作品23点を前期・後期に分けて全て公開いたします。
また、江戸時代に描かれた浮世絵の女性像や、松園と同時代に活躍した鏑木清方(1878-1972)、伊東深水(1898-1972)、竹久夢二(1884-1934)など美人画で名高い画家による作品もあわせてご覧いただきます。
春爛漫の嵐山で、福田美術館が誇る華やかな美人画の数々をどうぞご堪能ください。
タイトル | 美人のすべてリターンズ |
---|---|
会期 | 2021年4月24日(土)~ 2021年7月4日(日) ○前期:4月24日(土)~5月31日(月) ○後期:6月2日(水)~7月4日(日) ※5月4日(火)・5日(水)は開館、5月6日(木)は休館 |
開館時間 | 10:00〜17:00(最終入館 16:30) |
休館日 | 火曜(祝日の場合は翌平日) |
入館料 |
一般・大学生:1,300(1,200)円 ※( )内は20名以上の団体 料金 |