京都の巨匠・木島櫻谷 画三昧の生涯
木島櫻谷(1877−1938)は、近世の伝統を受け継ぎながら徹底した写生を礎に独自の画境を切り開いた巨匠です。この度、福田美術館と嵯峨嵐山文華館では2021年の「木島櫻谷展」から約3年半の時を経て、満を持して回顧展を開催します。櫻谷の到達点を示す代表作はもちろん、今回約110年ぶりの公開となる櫻谷と岸竹堂の合作《嵐山清流》など新収蔵品の数々もご紹介します。
京都の三条室町に生まれた櫻谷は、16歳で花鳥画を得意とする今尾景年に師事し、若くして頭角を現しました。31歳の時には第1回文部省美術展覧会(以下文展)に出品した《しぐれ》が二等賞を受賞。これをきっかけに第2回から第6回まで二等賞3回、三等賞2回を連続受賞するという異例の快挙を成し遂げました。
37歳の時には京都の北西に位置する衣笠へ移住し、都会の喧騒から離れます。画室は80畳におよび、櫻谷は京都に住む画家の中でも有数の大画室を持ちました。これによって画業に集中できる環境を得た彼は、ますます制作に精を出し、様々な名品を生み出します。
櫻谷の魅力に迫る2館同時開催の展覧会を、この機会にぜひお楽しみください。
展覧会概要
タイトル | 京都の巨匠・木島櫻谷 画三昧の生涯 |
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会期 |
2025年4月26日(土)~ 2025年 7月6日(日) |
開館時間 | 10:00〜17:00(最終入館 16:30) |
休館日 |
5月13日(火) 6月17日(火)設備点検 |
場所 |
福田美術館 (京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16) |
入館料 |
一般・大学生:1,500(1,400)円 ※( )内は20名以上の団体 料金
※福田美術館のオンラインチケットをご利用の方は、嵯峨嵐山文華館を団体割引料金で利用可能。従って、共通券と同じ金額で両館を利用することができます。オンラインチケットには利用日に制限がありますが、9:30から入れる朝活チケットもございます。ぜひご利用ください。 |
後援 | 京都府 京都市 京都市教育委員会(予定) |